こんにちは!永井義文です!今回でこのコラムも第四回目です。

僕のコラムを初めてご覧になる方や僕のことをよく知らない方は「なぜこのような連載を始めたのか」、「この人は何者?」と思うかもしれませんが…そのあたりは初回でお伝えさせて頂いたので、そちらをご覧になってから読んでいただければ幸いです。

さて、これまでも「仲良し兄弟」になるための秘訣として、テーマを一つ決めてお話してきましたが、今回は「努力・挫折・達成の共有」を選びました。

漢字ばかりで堅苦しい感じがしますが、簡単に言えば、「格好良い所も格好悪い所も見せ合いましょう」ということです。

子どもには何か目標に向かって全力になる時が必ず訪れます。

勉強やスポーツ、部活や習い事など、どのような目標を選ぶかは子供によって様々でしょう。

ですが、ここで重要なことは常に一緒です。

それは、その目標に向かう姿「努力・挫折・達成」を家族または兄弟で共有するということです。

僕は小学校の時、サッカーの大会に出れば「優勝して最優秀選手賞を取る」ことを毎回目標にしていました。

また、その目標に向かってたくさん練習をしました。(ちなみに、子供ながらそれなりに努力を重ねている自負はありました笑)

そして、父や母は、僕が一生懸命練習しているその姿を弟に見せていました。

それと同時に、大会の一回戦で負けたり、最優秀選手賞を獲得できなかったり、その度に泣いて悔しがる姿も弟に見せていたそうです。

もちろん、何かで上手くいった時も当然です。

大会で優勝した時、最優秀選手を取った時、セレッソ大阪U-18に昇格した時、大学受験に合格した時は、弟を含めて家族で祝いました。

つまり父や母は、兄である僕の「努力・挫折・達成」を、小さなものから大きなものまで、弟に包み隠さず見せてきたというわけです。

ですが、これは「兄が弟に」だけではありません。その逆のケースもしかり。「弟が兄に」も同様でした。

実際、僕は、父や母から「弟のことをたくさん見るように」と言われてきました。

弟が正月も休まずに練習している姿、溺れながらクロールの練習をしていた姿、試合で負けて泣いて悔しがる姿…弟の「努力・挫折・達成」も間近でたくさん見てきました。もちろん、小さなものから大きなものまで。

そうやって、兄弟の間で努力、挫折、達成している姿を見せ合うことで生まれるものが、兄弟に対する「尊敬の心」です。

普段は喧嘩ばかりしている二人でも、勉強やスポーツ、部活や習い事など、何かに向かって努力している姿、挫折や達成を経験している姿は、お互いに格好良いものに映るものです。

それが失敗に終わったか、成功に終わったかはあまり関係ありません。

大事なのはそれを「見せ合うこと」であり、「共有すること」にあります。

みなさんは「共有」をできていますか?

兄弟の間でも「共有」って意外と難しくありませんか?

だからこそ重要だと僕は考えています。

「努力・挫折・達成」を兄弟、または家族で共有できれば、お互いに尊敬する気持ちが出てくるものです。また不思議なものですが、兄弟であれば、兄弟ゲンカの減少にも一役買ってくれます。

ただし!ここで注意しなくてはならないのは「比較は絶対にしない」ということ!

親であれば、子供が「比較されているなぁ…」と感じてしまうような発言には注意を払ってください。

「お兄ちゃんがこれだけ頑張ってるのだから、あなたも頑張りなさい!」

これは絶対禁句のNGワードです。

ちなみに、この「兄弟比較」はまだ奥が深いので、また改めて書かせていただきますね。

次回以降も是非お楽しみください。

筆:永井義文(元フットサル日本代表)