2024-25シーズンから新たなフォーマットで行われることになったUEFAチャンピオンズリーグ。この1月で最初のリーグフェーズが終了した。
これまでは参加するクラブを4チームごとの8組に分け、それぞれホーム&アウェイで各6試合を戦う「グループステージ」が採用されていた。
しかし今季は参加する全チームがコンピュータで割り振られた相手とそれぞれ8試合を行うというシステムで1次ラウンドが行われた。
その結果により、上位8チームが決勝トーナメントへストレートインし、9位から24位までの16チームがプレーオフラウンドに進むことになっている。
このシステムが導入される前には多くの批判があり、組み合わせが公平ではない、金儲けのために試合を増やしている…など様々な懸念が伝えられてきた。
しかしながら『Daily Mail』のルイス・スティール記者は、「この大会フォーマットは大成功だった」と結論付けた。
「この水曜日に行われるリーグフェーズ最終節の全18試合のうち、実に16試合で何かが懸かっている。
36チームのうち27チームの将来がまだ不透明だ。決勝トーナメントに行けるのか、プレーオフになるのか、その相手はどこになるのか、そして敗退するのかどうか。
UEFAがさらに金儲けをするための策略であったというのは頷かざるを得ないものだが、エンターテイメント性としては間違いなく優れているものだ。
1試合あたりのゴール数で見ても、平均3.22点(第7節までの段階で)。これまでのチャンピオンズリーグで最もゴールが生まれている大会なのだ。
新しい形式には確かに欠点はあるが、18試合中16試合に意味があるというのは前代未聞だ。グループステージの第6節はそれほど重要ではないものが多かった」
一方、リヴァプールのアルネ・スロット監督は「1位になることにほとんど意味がない」として、この大会形式にわずかな疑問を呈していた。
ただアタランタやレヴァークーゼン、アストン・ヴィラ、リールなど意外なクラブの健闘もあり、新たな「リーグフェーズ」の形式でも盛り上がりを見せたことは事実。このあと数年間大会が行われるなかで、どんな評価になっていくだろうか。