コナミが展開してきたサッカーゲームシリーズ「ウイニングイレブン」は最新作から「eFootball2022」へと名称を変更した。

一方、EA Sportsはサッカーゲーム「FIFA」シリーズを展開してきたが、30年近く続いてきたFIFA(国際サッカー連盟)との関係はついに終焉を迎える。

EAとFIFAは使用料などをめぐる齟齬が埋まらず、延長交渉が破談。当初は、今冬のワールドカップ後に契約終了になる予定だったが、最終的には2023年夏に行われる女子ワールドカップ後になった。

そのため、今年の9月頃には「FIFA23」が発売される予定だが、FIFAシリーズはこれがラスト。2023年からは「EA Sports FC」というゲームタイトルに変わる。

ただ、『The New York Times』では、ゲームそのものはあまり変わらないため、ゲーマーにとってはほとんど変化はないとしている。

ワールドカップなどのFIFA主催イベントはゲーム上から消えるが、チームやリーグとは別個のライセンス契約を結んでいるため、有名クラブや有名選手のほとんどはこれまで通り、ゲーム上でプレイできるとのこと。

一方、FIFAはサッカーを題材にしたゲーム契約にいくつか合意しており、年内に発売される予定のものもある。ただ、EAにあったようなマッチシミュレーションはないようで、それは2024年以降まで待つ必要があるそう。

FIFAにとっては新たなビジネスチャンスを得ることになるが、EAのようなゲームを作るのは難しいようだ。EAはCLを運営するUEFAを含め300以上のライセンス契約を締結。19,000人の選手、700チーム、100スタジアム、30以上のリーグと契約を結んでいる。

つまり、FIFAが新たなパートナーを探そうとしても、CLやプレミアリーグはEAが抑えているため、ライセンス面で制約が出てくる。

そういったことから、FIFAよりもEAの肩を持つクラブもあるとのことで、すでに支持を表明しているチームも。

『Enders Analysis』社のゲーム部門アナリストも「EAはこれからも走り続けるだろう。技術的なスマートさ、絶対的に素晴らしいサッカーゲームのクリエイティブな実装がある。それらは本当に素晴らしい。だが、FIFAには何があるのか。名前だけはある。だが、それが何だというのか」と話している。

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ただ、EAが2026年以降のワールドカップをゲームに搭載する可能性が完全に潰えたわけではない模様。

EAのCEOであるアンドリュー・ウィルソン氏は「我々はゲームを通じてワールドカップを表現し続けたい」と述べており、FIFAとW杯についての契約を個別に結ぶことは可能だと考えているようだ。