今年11月から12月に行われるカタールワールドカップ。その組織委員長を務めているナースル・アル・ハーティル氏が「LGBTの旗を所持した人物は逮捕される」と話した…という報道があった。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランセクシャルなど性的マイノリティーへの差別反対を象徴するシンボルが、虹色で彩られたデザインの旗だ。

ナースル・アル・ハーティル氏は「それを所有していることが発覚した場合、7年から11年の懲役刑が言い渡される」と話した…という報告だった。

カタールはイスラム教の国であり、同性愛などが厳しく制限されている。それもあって多くのメディアでそれが大きく報じられていた。

ところが、どうやらそれは恣意的なフェイク・ニュースであったそう。

『Besoccer』によれば、このニュースの出どころはインドの与党であるBJP(インド人民党)を支持するTwitterアカウントであったようだ。

BJPはヒンドゥー教の政党であり、今月初頭にその党員がイスラム教の預言者ムハンマドを侮辱するような発言をした後、イスラム教徒からの反発を招いていた。

それを受けて当該のTwitterアカウントはイスラム教徒への批判を強め、カタールワールドカップの広報による発言を捏造し、投稿を行っていたとのこと。

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フェイク・ニュースを検出する専門のメディア『Maldita』によれば、この情報についてはカタール大使館もカタールワールドカップ組織委員会も否定しているという。