後編vol.1に引き続き、vol.2では、チャンピオンシップベストイレブンをGKからDF部門に範囲を絞って紹介。イングランドのフットボールファンであれば、一度は聞いたことがある名前ばかりかもしれないが、そうでない方にも是非とも彼らの存在は覚えて頂きたい。
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2002年にダービー・カウンティでデビュー。2004-2005シーズンからの2年間はレギュラーの座を掴み、昇格プレーオフ進出に貢献するも、その後は干されていたが、今季は大復活。
昨シーズンの19位から一気に3位に躍進したノッティンガム・フォレストを支えた元U21代表GK。ハイボールの処理に不安はあるが、反応が良く勇敢なプレーでチームを鼓舞し続けた。
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ちなみに、過去に「ダービー生まれダービー育ちで、ダービーを応援していたんだからフォレストには来づらかったんじゃ?」(この2チームは地元のライバル)という質問を受けたことがあるが、「獲りたいと言われたからイエスと即答した。それだけさ」と答えている。
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今シーズンのスウォンジーは得点数がリーグ最低(44試合で40点)ながら、卓越した守備のおかげで7位にランクイン。その中心がこのウィリアムズである。
マッチョでフィジカル勝負に強く、機動力も兼備。南アフリカW杯予選からウェールズ代表にも定着した。今や下部リーグ屈指のDFと見なされているが、16歳から19歳の頃には遊園地でウェイターのバイトをしながらノンリーグでプレーしていた苦労人。その後2003年にストックポートの入団し、キャプテンとしてチームのチャンピオンシップ昇格に貢献したことで注目された。
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同い年にも拘わらず、複数のメディアから「ネクスト・ギャレス・ベイル」と呼ばれていたのはイメージのなせる業か。今シーズン、トッテナムでブレイクを果たしたベイルに続き、クリス・ガンターも大きく飛躍した。彼の場合は、トッテナムから出たのが大正解だったのだが。
何度もタッチライン際を往復できる体力を武器に、攻撃参加で存在感を示す。フィジカルの弱さとクロスの精度が弱点だが、まだ20歳だけに改善は十分可能だ。