アレマFC | 1 | - | 1 | 山荳憺イ# |
ファハルディン(PK) |
90+3' |
8' |
マヌエル |
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力で勝る山東が開始から優勢な展開。早くも8分にクルニャワンのミスからマヌエルがラッキーなゴールを上げて先制を果たす。前節のセレッソ大阪戦とは違って守備のバランスを整えることがほとんど必要とされず、常にマヌエウとハン・ペンが2トップの状態を保った。 しかしこの後、相手を舐めていたのかのらりくらり、時間を潰しながらのプレーに終始。また時折迎えるチャンスも決められず、最小得点差のリードを守るという状況を最後まで続けることになった。そして結果的にこれが落とし穴となる。 試合がロスタイムに突入したそのとき。後半から入ったズルキフリのアーリークロスへの対応で、ユアン・ウェイウェイがヨンギを倒してしまう。これに主審はペナルティキックを宣告。ファハルディンの冷静なシュートがネットを揺らし、試合は最終局面で振り出しに戻された。 |
済州ユナイテッド | 2 | - | 1 | ガンバ大阪 |
シン・ヨンロク ペ・キジョン |
53' 64' |
22' |
中澤 |
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ホームの済州が後半に2得点をあげ、逆転勝利を飾った。 前半の済州は酷いものであった。会見での「ガンバの弱点は明日明らかになるだろう」という監督の言葉とは裏腹に、自分たちの強みも相手の弱みも見えていない非論理的なサッカーだった。 ロングボールを多用するところまではよいが、シン・ヨンロクに当ててからのルートが全く存在しなかった。サントスはちょろちょろと無駄に動いてサポートにならず、裏にも飛び出さない。両ウイングは中に絞ることなくヨンロクを無視し、かといってフィードを引き出す飛び出しもする気がなかった。これではゴールをどう取るのか、というシステムである。その結果不利な展開となり、セットプレーから失点を受けた。 しかし後半は大きな改善を見せた。サントスは常にヨンロクと縦の関係を保ってこぼれ球を受けるとともに、マークを引きつけてパク・ヒョンボムのオーバーラップを引き出した。両ウイングは裏に飛び出したり、中に絞ってサポートしたりとチームプレーに徹した。 また、前半終盤からはロングボールだけに頼ることなく、ガンバの弱点である宇佐美と二川の守備意識の低さ、不安定なポジショニングを利用し、スペースにうまくボールを運ぶ場面も。その結果、53分にはシン・ヨンロクのポストを基点に、64分にはペ・キジョンの飛び出しでゴールをあげ、狙い通りの形で試合をひっくり返した。 |
ブニョドコル | 0 | - | 0 | ペルセポリス |
激しい内容の試合となったが、結果はお互いにネットを揺らすことが出来ずスコアレスドロー。ホームで戦ったブニョドコルにとっては、試合を支配した時間が長かっただけに悔しい勝ち点1である。 縦に早い攻撃、素早い押し上げ、前線からの激しいプレッシャーからのカウンターを武器に試合を支配しにかかったブニョドコル。狙いは当たり、テクニックに優れるペルセポリスの中盤にボールを繋がせなかった。 消耗が激しいプレーであったが運動量を75分過ぎまで保ち、最終ラインは上げられなくなっても前線のメンバーを入れ替え、ボールを奪う意識を強く持っていた。しかし絶対的な点取り屋の不在で決め手を欠き、67分には謎のゴール取り消し判定を受けるなどしてチャンスを生かすことが出来なかった。 ペルセポリスは前半はパスを繋げず、かといってロングボールもうまく利用できず。無理にドリブルで仕掛けたり、バックパスしてプレスを受けて押し下げられたりと完全に劣勢だった。後半に入ると若干速くパスを回してプレスを無効化しようという狙いが見られたが、作戦自体が今ひとつの結果に終わった。 |
アル・サッド | 1 | - | 0 | アル・ナスル |
イ・ジョンス |
60' |
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互角の展開となった試合はセットプレーで決着が付いた。60分にベルハジが蹴った左コーナーキックを、イ・ジョンスが頭で合わせてゴール。これがアル・サッドの決勝点となった。 ホームで戦ったアル・サッドは、前線4人の個人技を徹底的に生かす大味なサッカーを展開。トップ下に入ったレアンドロの引き出しとゲームメイク(!)を中心に、ドリブル突破でゴリゴリ押していった。 対するアル・ナスルはより繊細なサッカー。クウェートのスター選手であるアル・ムトワが攻撃の中心となり、その周囲を絶え間なくポジションチェンジする味方がサポート。パスを回して崩しを狙った。また前半の中頃からはアル・ムトワが右に移って攻撃を組み立てることで、アブドゥルカリムとベルハジを牽制して攻撃力を削ぐという策も打った。 しかしアル・ナスルにとって不運だったのは49分、ロングボールに飛び出してきたユースフ・アハメドに対応したモハメド・エイドが転倒し、後方からタックルする形になってしまったこと。レッドカードが提示され、数的不利になってしまった。 その結果押される場面が増えて失点。90分にはベルハジを退場に追い込み数的不利を解消したものの、追いつくには残された時間が少なすぎた。 |
アル・ヒラル | 3 | - | 1 | アル・ジャジーラ |
アハメド・アリ Y・アル・カフタニ アル・シャルフーブ |
3' 13' 90' |
19' |
Ah・ジュマ |
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盤石の内容とは言えなかったものの、結果的に3得点をあげてアル・ヒラルが大勝した。守備的なプレーをしてきたアル・ジャジーラに対して正面突破を仕掛け、3分に中央をパス回しで破ってアハメド・アリが飛び出し先制点。13分にもアル・フレイディのスルーパスから右サイドをヴィルヘルムソンが突破し、クロスをヤセル・アル・カフタニがヘディング。追加点を奪取した。 攻撃が機能した要因はアハメド・アリとヤセル・アル・カフタニの縦の関係が非常に良かったことだ。彼らの動きだしやコンビの形成が素早く、スピーディな攻めが実現できた。しかし、そのために生まれたデメリットもあった。前線が要求するタイミングが早すぎて、中盤以下のプレーが雑になる時間が出てしまったのである。 焦って縦に進行しようとしてミスを犯し、反撃の意識を高めてきたアル・ジャジーラのプレッシングに引っかかり、危険なボールロストが頻発した。そして19分にはアル・マルシャディの軽率なキープからカセムにボールを奪われ、失点してしまった。 後半開始直後は落ち着いてボールを回すということを徹底して危険なボールロストを減らすことに成功したが、終盤にヤセル・アル・カフタニを下げてカウンター狙いにしたことから、上記のデメリットが再び表出。自ら苦しい展開にしてしまっていた。 と、内容としてはそれほど絶賛できるものではなかったが、結果的にはこれ以上の失点を受けることはなかった。逆に90分には隙を突いてアル・シャルフーブが裏に飛び出し得点を追加。試合を決定付けた。 |
(筆:Qoly編集部 K)