昨日のJ1に続き、J2の動員状況を見ていきたい。こちらも8試合消化だが、ナビスコカップがないため今週末も試合が組まれており、週末恒例のBS1のJリーグ中継は、4日の横浜FC対東京ヴェルディ(15:00キックオフ)が放送される予定だ。


チーム 合計 最多 最少 平均 昨季との比較 順位 試合
1 FC東京 68,577 21,408 14,174 17,144 竏鈀31.7% 9 8
2 ジェフ千葉 45,740 16,360 7,216 11,435 竏鈀2.1% 1 8
3 コンサドーレ札幌 39,013 12,386 5,567 9,753 竏鈀9.1% 11 8
4 東京ヴェルディ 38,796 28,832 2,322 9,699 +71.9% 12 8
5 ファジアーノ岡山 25,081 9,374 7,323 8,360 +16.7% 17 8
6 大分トリニータ 33,316 9,537 7,133 8,329 竏鈀20.3% 13 8
7 湘南ベルマーレ 39,202 10,425 4,705 7,840 竏鈀29.3% 5 8
8 京都サンガ 28,879 9,161 5,330 7,220 竏鈀31.3% 18 8
9 サガン鳥栖 18,343 8,614 4,248 6,114 竏鈀7.8% 2 8
10 ロアッソ熊本 28,998 6,948 4,349 5,800 竏鈀16.0% 6 8
11 横浜FC 25,580 11,306 1,853 5,116 竏鈀11.6% 19 8
12 栃木SC 19,862 6,144 3,140 4,966 +19.4% 3 8
13 FC岐阜 19,699 6,621 3,083 4,925 +58.4% 20 8
14 愛媛FC 17,290 6,230 1,982 4,323 竏鈀1.4% 7 8
15 徳島ヴォルティス 17,175 5,854 2,165 4,294 竏鈀6.9% 4 8
16 ザスパ草津 12,194 6,520 2,416 4,065 竏鈀8.1% 10 8
17 カターレ富山 9,976 4,142 2,849 3,325 竏鈀25.4% 16 8
18 ガイナーレ鳥取 9,487 3,560 2,659 3,162 竏鈀9.3% 14 8
19 水戸ホーリーホック 14,069 4,222 1,273 2,814 竏鈀22.0% 15 8
20 ギラヴァンツ北九州 13,906 3,359 1,336 2,781 竏鈀33.6% 8 8
J2トータル 525,183 28,832 1,273 6,565 竏鈀1.9%

J1からの降格組にとっては“勝負の2年目”。昇格が至上命題の千葉が順調に首位を走り、昨季からのマイナスを最小限に抑える一方、10億円もの負債を抱える大分は大きなマイナスとなっている。4月に発表した2010年度決算で1億1500万円の黒字こそ出したものの、この数字はJリーグに提出している再建計画を大きく下回っており、今季のシーズンパスの売れ行きも低調。5月15日の試合で好調栃木に初黒星をつけ、前節はアウェイの千葉戦で2-3と健闘するなど、田坂監督率いるチームの状態が悪くないことだけが救いだ。

その栃木はやはりというかプラス。戦力も整い、今季はJ1昇格が現実的な目標となっている。そして、栃木以上に高い伸びを見せているのが、東京ヴェルディと岐阜。ただ、この2チームには補足が必要だ。昨季の深刻な経営危機を乗り越え、新しい一歩を踏み出したヴェルディ。昨年の同時期に比べてクラブの先行きが明るいのは間違いないが、現在の数字は5月4日の東京ダービー(28,832人)によるものが大きく、この試合を抜かすと逆にマイナスになってしまう。

他方のFC岐阜も、昨季は収容人員が3,560人の長良川球技メドウをメインで使用していたため、プラスになるのはある意味で当然。それでも、2009年の平均4,302人を600人以上上回っており、動員面では好スタートを切ったと言えるだろう。その他では、成績は今季も振るわないものの、2009年の6,162人、2010年7,161人からさらに上積み中の岡山。既に昨季の4倍の勝ち星を挙げ、8位につけていながら3割減の北九州などが目に付いた。

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※2011シーズンの最終的な観客動員データ(J2)はこちら

(筆:Qoly編集部 O)

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