「ただ、その代わり最低年俸は決めないといけない。正直、今J2やJ3の環境はお金の面でも環境の面でもとても悪い。

例えばそれを280万で決めたとする。するとそれ以下しか貰えない選手が溢れることになる。Jリーガーではなくなる。それをどうするかという話はある。

でも、俺はここに基準を作らなければいけないと思っている」

内田「それは、俺は『戦いに負けただけじゃん』と思うけどね」

吉田「うん…そう。そこに入れればJリーガーだし、入れなかったらアマチュア。それが嫌なら普通に仕事をしたほうがいい。

せっかくいい大学までお金を出して行ったのに、親御さんがそのような環境に気持ちよく送り出すことができないレベルにある。

Jリーガーになるのであれば、親御さんが気持ちよく送り出せるようにして、そして社会的地位も高いという場所に変えていかなければいけない…というのがひとつだね」

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JリーグにおけるABC契約は、むしろ年俸の上限を決めるものとなっているが、吉田麻也はルールを「最低年俸を決める」方向に変えていきたいとしているようだ。

それによってより自由競争を活性化させ、Jリーグのレベルを引き上げ、そして選手の社会的地位を高めていきたいと考えているそう。

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