19日のアジアカップ対イラク戦で1-2の敗戦を喫した日本代表。
4-2で逆転勝ちしたベトナム戦ではトップ下に配置した南野拓実が2ゴールと活躍したが、イラク戦では久保建英をトップ下に置き、南野は左サイドでの先発となった。
南野が中央で生きる選手であることは自他ともに認めるところであり、サイドでは彼の強みや良さが出ない。槙野智章も『ABEMAスポーツタイム』でイラク戦での起用法についてこう指摘していた。
「結果論かもしれないですけど、最初の立ち位置のところで不安が的中したなと。南野選手の特徴が生かされるポジションの配置ではなかったのかなと。
2022年ワールドカップで南野選手が左に位置した時にうまくまわらなかったというのがあったので。そういう失敗から、またこういうところに戻ってきたところが不安だったのかなと思うので。これはちょっと、森保さんの配置が選手と見ている人とでチグハグしていた部分があったかなと。
(南野の良さはライン)間でボールを受けられる選手なので、(味方からの)ひとつのパスで局面を打開できたり、ボールの運び方、パスひとつでゴールが演出できるところもそうですし。守備のところ、第1戦もそうなんですけど、南野選手のファーストディフェンスからボールを奪えたシーンは数多かったので。そういう攻撃と守備の一番ストロングな部分が出せるのがトップ下だと思っています。
もちろん久保選手もトップ下での能力を如何なく発揮できると思います。ただ、個人の力を発揮できるシステムなのか、チーム全体を考えたら、南野選手が真ん中、伊東純也選手が左サイド、久保選手が右と3人の配置をうまく変えたほうがよかったのかなと思いました」
森保一監督が、再び南野を左サイドで起用したことを疑問に感じていたようだ。
実際、後半からは右久保、中央南野、左伊東の並びになった。