アルゼンチン1部ボカ・ジュニオルスとキットサプライヤーのadidasは3日、2024-25シーズンの新サードユニフォームを発表した。このデザインはクラブの“ルーツ”に敬意を表したものとなっている。

Boca Juniors 2024-25 adidas Third

ボカ・ジュニオルス 2024-25 adidas サード ユニフォーム

24-25新サードユニフォームは、ネイビーを基調に大胆なイエローの十字デザインが特徴的。

袖のスリーストライプスは明るめのブルーで彩り、濃淡ブルーとイエローのコントラストがきれいな仕上がりとなっている。十字と同色の胸スポンサーロゴは、ネイビーの縁取りを付けて上手く重ね合わせた。

背面の首元にあるロゴマークは、初期のクラブエンブレムを現代風に表現したもの。1922年から55年まで使用したデザインで、オリジナルは“白地に黄色”がメインだが、今回はキットカラーに合わせて変更している。

ボカのサポーターやマニアックなユニフォームファンの間では有名な話だが、キットカラーであるブルーとイエローは、あるユニークな方法で決まったものだ。

ボカは1905年のクラブ設立から2年ほどは、ブラックとホワイトのストライプ柄や、ピンク、スカイブルーといったユニフォームを使っていた。だがどれも決定打に欠けたため、新たな色を探し求めていた。

2年後の1907年に新しいユニフォームの色を決める際、「次に港に入港した船の国旗をユニフォームの色にする」という話になる。そして到着した船がスウェーデン船籍だったことから、スウェーデン国旗のブルーとイエローが使われることになった(国旗のイエローは、正しくはゴールドという説もある)。

色の決め方は貨物船など外国の船が多く入港する港町ボカならではと言えるが、こうして決まった2色は伝統となり、現在まで使い続けられている。

今回の十字デザインは、その由来となったスウェーデン国旗を表現しルーツを讃えたものだ。

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スウェーデン国旗を描く新サードユニフォームは、クラブ公式オンラインストア、adidasオンラインストア他で販売中。

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