チームの攻守を改善へ

ただ攻撃のテコ入れは簡単ではない。相手あってのサッカーであるため、この形で得点が決まるといった確約された再現性がないからだ。

指揮官は「守備と違って攻撃は形だけで取れるものではないと思っていて、前の選手のインスピレーションと個の能力もあるので、もう少し彼らがゴールを決めることに対して、自信を持てるようなゴール前の練習が必要だと思います。

ただ1週間、限られた時間の中でやるべきことがあるので、その配分というのはまだ考えていきたいと思います」と改善に向けて動く構えだ。

エースアタッカーの田村もこの歯がゆい状況の打開を目指している。この日は大竹がゴールをして先制したが、攻撃の質を高めるためにはチーム全体の意識がゴールに向かわなければならない。

背番号10は「まずは攻撃の時間を増やすところで、そのためにボールを持たないといけない。一人でずっとドリブルしてボールを持つより、みんなでどういうボールの動かし方をするのかがすごく大事です。その中でクロスを使うのか、中でコンビネーションに使うのかを練習でやっているので、そこは精度を上げていくことが大事だと思います」と前を向いた。

今後に向けて間瀬監督は「相手もありますが、自分たち次第。複数得点を取る部分と失点をゼロで抑えるという自分たちの戦術と取り組みのところに目を向けて準備したいです」と巻き返しを誓った。

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次節は9日(午後1時)にアマチュア最強といわれるHonda FCをホーム・四日市市中央陸上競技場で迎える。三重県初のJリーグ参入、JFL初優勝を目指すヴィアティン三重は攻守を改善して、ここから逆襲を始める。

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