「3、監督
森保監督はかつて意見を二分していた。しかし、失敗から学んだようだ。非常に攻撃的な三笘薫と堂安律をウイングバックとして起用して以来、彼は慎重さを捨てている。
遠藤航と守田英正もボールを保持しているときはいつでも前進するため、サムライブルーは事実上7人の攻撃的選手でプレーすることになる。さらに板倉滉や町田浩樹のようなセンターバックがピッチを駆け上がる。後者はインドネシア戦で南野拓実のゴールに大きく貢献した。
この冒険的なアプローチは、オーストラリアやサウジアラビアといったより互角の相手と対戦した時も続いているが、森保監督がヨーロッパや南米のトップチームに対してもこれほど気楽な姿勢を保ち続けるかどうかは、時が経てばわかるだろう。
4、メンタル
それがより顕著な国民文化に由来するものであることを考えれば、日本サッカーは常に敬意と謙虚さをアイデンティティとしてきた。大胆な主張をせず、ほとんどマゾヒスティックなストイックさで手痛い敗戦を受け止める。
しかし、本当に一流になるためには、ある程度の冷酷さも必要なのかもしれない。雑種的な部分も。あるいは、勝利と敗北の分かれ目となりうるときに、黒魔術に訴える能力も。
謙虚なチームだからといって、どのチーム相手にも勝てると実際に信じるのを妨げてはならない。試合前にそれを表現していなくても、ピッチに出たらそれを示すべきだ。
これまでのアジア予選でのプレーから、変化の兆しが見える。彼らのプレーには威勢がある。いい意味で、少し傲慢さが感じられる。中国を7-0で破り、インドネシアから4点を奪った時、結果がすでに疑いようのない状況だったにもかかわらず、彼らは冷酷だった。まるで、アクセルから足を離すことが、相手に対する最大の無礼であるかのようだった」
W杯優勝という目標に向けて着実に進化していると評価しているようだ。
そのうえで、「W杯優勝はまだ一歩遠いが、(2026年大会では)初の準々決勝進出は必須。準決勝に進出すれば、サムライブルーは究極の目標に向かって正しい道を歩んでいることを証明できるだろう。たとえそれが実現するまで2050年までかかるとしても」とも伝えていた。