その左足で世界中を熱狂させた天才
中村俊輔
所属した主なJリーグクラブ:横浜・Fマリノス
ポジション:攻撃的ミッドフィールダー、セントラルミッドフィールダー
日本代表の10番といえば中村俊輔といわれるほど、長きに渡ってサムライブルーをけん引してきた天才は説明不要かもしれない。左足から繰り出されるフリーキックは美しい曲線でゴールネットを揺らして、何度も多くのファンを感嘆させた。
セルティック時代はレンジャーズとのオールドファームで決めたアウトサイドで放ったドライブシュートや、UEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドを相手に突き刺したフリーキックなど伝説的なエピソードは枚挙にいとまがない。
18歳でワールドカップに出場した天才
小野伸二
所属した主なJリーグクラブ:浦和レッズ
ポジション:攻撃的ミッドフィールダー、セントラルミッドフィールダー
やはり天才といえば小野伸二の名前を挙げないわけにはいかないだろう。ベルベットパスと称される受け手がトラップしやすい球速と軌道で届けるボールは芸術的であり、スピードに乗ったボールであっても布で包み込むような柔らかいタッチで難なくトラップする技術は圧巻だった。
18歳272日でワールドカップフランス大会に出場した日本人最年少記録は現在も破られていない。翌年のシドニー五輪アジア予選フィリピン戦で左ひざ前十字じん帯を断裂する大ケガを負うも、天才は終わらなかった。オランダ1部フェイエノールト移籍後の2001-02シーズンにはUEFAカップ制覇に大きく貢献している。