長谷川唯、清水梨紗、藤野あおば、山下杏也加、大山愛笑の日本人5選手が所属するマンチェスター・シティ女子。
長谷川と仲良しで知られるイングランド女子代表FWクロエ・ケリーは、今季プレータイムが激減しており、先月30日にアーセナルへのローン移籍が決まった。
27歳のケリーは2022年の女子EUROでイングランドを初優勝に導く決勝ゴールを決めて、女子サッカー界のアイコンのひとりになったスター選手。
アーセナルはロンドン生まれのケリーにとってプロデビューした古巣であり、帰還する形になる。
そうしたなか、ケリーはSNS上でシティを非難する声明を投稿した。
「もし私が移籍市場が閉まる前に契約した場合、クラブの人間は私に不利になるように記者に情報を伝えていることが判明し、ひどく失望している。
彼らは私の人格を毀損するために記者を呼び、サッカーメディアに私に関するネガティブな記事を流そうとした。
責任者の方々、私はこのことに失望している。前の声明でも言ったように、私はただもう一度幸せを見つけたいだけ」
シティが人格を毀損しようとしたというのは強い言葉だ。
『Guardian』によれば、シティのギャレス・テイラー監督は、このような結末になってしまったのは残念としつつ、「アーセナルはライバルだが、最高のオファーを出してきた。だから、我々は選手が行きたいところに行き、移籍するのを邪魔するようなことはしていない」と述べていたそう。
シティはケリーに対するアーセナルとブライトンからのオファーは聞き入れたものの、宿敵マンチェスター・ユナイテッドのオファーは拒絶。ケリー自身もブライトンのオファーは断っていたとのこと。
なお、ケリーとシティとの契約は6月で満了になる。