マイケル・エシエンら好選手を輩出してきたガーナ。

同国最大のクラブのひとつであるアサンテ・コトコは、「フーリガンに命を奪われた」として、サポーターの死を悼む訃報を伝えた。

クラブの声明によれば、事件は2日にアウェイで行われたヌソアトレマン戦で起きたという。

ガーナではこれまでもサッカーの試合での暴力行為が問題になってきたが、この日も観客がスタンドから物を投げ込むと一部がピッチに乱入。選手や関係者を襲撃する事態にエスカレートし、アサンテ・コトコのGKも襲われたという。

そして、アサンテ・コトコの熱狂的サポーターだったというフリンポンさんが男と激しい口論となった末に刺殺された。

アサンテ・コトコは、サッカーは戦争ではないとしつつ、「分別なく命を奪われたことに打ちのめされている」としている。

ガーナサッカー協会は事件が起きたスタジアムの使用を停止するとともにリーグ戦の延期を決定。当局は死亡事件の調査も始めた。

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『BBC』によれば、ガーナでは、亡くなったフリンポンの死を悼む声がひろがり、SNSのトレンド入りもしたそう。

ガーナでは2001年に首都アクラで行われたハーツ・オブ・オーク対アサンテ・コトコ戦で126人が亡くなる大惨事が起きており、「近年、国内リーグが魅力を失うなかで、人々は試合会場でのより厳重なセキュリティ対策を求めている」とのこと。

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