2026年W杯に向けたアジア最終予選で日本代表と同じグループCを戦っているインドネシア。

近年は旧宗主国であるオランダからの帰化選手でチームを強化してきたが、新監督に就任した元オランダ代表FWパトリック・クライファートのもとでその流れを加速する見込み。

インドネシア系の元オランダ代表デニー・ランツァートとスリナム系の元オランダ代表ヘラルト・ファネンブルフもアシスタントコーチとして入閣している。

クライファートとランツァートは48歳、一方、60歳のファネンブルフは1988年のEURO優勝メンバーでジュビロ磐田でプレーしたこともある。

そうしたなか、インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル氏は、クライファート監督らコーチ陣と小川佳実氏が対面する様子をSNSに投稿した。

65歳の小川氏は、日本サッカー協会の審判委員長やアジアサッカー連盟の審判部長を務めた人物。昨年末、インドネシア国内の審判レベル向上のために招かれ、インドネシアサッカー協会と3年契約を結んだ。

その小川氏は、クライファートが16歳の時に静岡に来た時の試合や、ファネンブルフの磐田時代に審判を務めたことがあるという話を本人たちに伝えていた。

トヒル会長は、その交流の様子を紹介しつつ、「インドネシアサッカー協会審判員会副委員長の小川氏は、インドネシア代表のコーチ陣と日本での思い出をたくさん持っている。クライファートとランツァートが日本(静岡)でのユース大会でオランダ代表としてプレーした時やファネンブルフがジュビロ磐田で1993~1996年までプレーしていた時など。我々がこのように団結すれば、協力は容易であり、インドネシアサッカーを進歩させることができるだろう」とSNSに綴っていた。

実際、インドネシアは小川氏だけでなく、女子代表監督としても日本人の望月聡氏を招へいしている。

世界選抜級!インドネシアの血を引いた最強イレブン11名

日本とインドネシアは、6月のアジア予選最終戦で対戦する。

【厳選Qoly】中村草太も!2025シーズン絶対に注目して欲しいJリーグ最強の若手11人