2034年のFIFAワールドカップ開催国に決まったサウジアラビア。
政府系ファンドによる破格の投資でクリスティアーノ・ロナウドらスターを国内リーグに引き入れてきた。
かつてリヴァプールで南野拓実ともプレーした元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノもそのひとり。
33歳のフィルミーノは2023年にアル・アハリに加入し、先日のAFCチャンピオンズリーグ・エリートではアクロバティックなスーパーゴールを決めた。
ただ、『Globo』などによれば、フィルミーノは、外国人登録枠の関係でサウジリーグの登録から外れたという。
その理由は、アル・アハリが1月末にブラジル代表FWガレーノを5000万ユーロ(78億円)でポルトから獲得したため。
アル・アハリは、新戦力のガレーノを登録するために、フィルミーノを除外することになった。
サウジの外国人枠は最大10人までだが、アル・アハリにいる外国人選手は11人。10人中2人は2003年以降の生まれである必要があり、フィルミーノが外れることに…。
マティーアス・ヤイスレ監督は「クラブにとって難しい決断だったが、ルール上、下された決断だった」としつつ、「我々は彼(フィルミーノ)を高く評価している。彼はプロフェッショナルに対処した。今でもリーダーのひとりだ」とコメント。
アル・アハリはアルジェリア代表リヤド・マフレズやイングランド代表イヴァン・トニーらを保有している。なお、年俸1700万ポンド(32億円)とされるフィルミーノは、サウジリーグではプレーできないが、ACLEではプレー可能。