昨季、J1連覇と天皇杯優勝という二冠を成し遂げたヴィッセル神戸。
8日に行われたサンフレッチェ広島とのFUJIFILM SUPER CUPに0-2で敗れたが、齊藤未月が539日ぶりの公式戦出場を果たした。
齊藤は、一昨年8月の柏レイソル戦で左膝関節脱臼、左膝複合靱帯損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷の重傷を負い、全治1年と診断された。
今年1月の誕生日で26歳になったMFは、V・ファーレン長崎へ移籍した山口蛍から受け継いだ5番を背負って、復帰戦にフル出場。
かつて神戸でともにプレーした元スペイン代表アンドレス・イニエスタも「すごいよ、アミーゴ」と齊藤の復帰をSNSで讃えていた。
クラブによれば、齊藤は「自分のためを持って接してくれた両親、妻、ファン・サポーターに支えられましたし、いなかったら乗り越えられなかったですし、引退を考えていたかなと思います。自分のことを想って涙してくれる存在があったからこそ、やるべきことは自分にあるなと大きく感じましたし、そういう意味ではサッカーができる幸せを噛みしめました」などと話していたそう。
神戸は11日にACLEの上海海港戦、そして、15日には浦和レッズとのJ開幕戦を戦う。