今季のプレミアリーグで12位に低迷しているトッテナム。
指揮官を務めているのは、横浜F・マリノスでJリーグを制し、セルティックでは日本人選手を重用したアンジェ・ポステコグルー監督だ。
そのトッテナムではキャプテンでもある韓国代表FWソン・フンミンも批判に晒されている。32歳になったソンは、今季公式戦10ゴールを記録しているが、1月末以降得点がない。
ただ、『beIN SPORTS』によれば、ポステコグルー監督は、ソンへの批判についてこう述べていたそう。
「何度も言ってきたことだが、いまの我々は常に誰かを責めたがる世界に生きている。それが我々が生きている世界だ。
成績不振も一貫性のなさも、ソニー(ソン)や私の戦術のせいではない。この2か月間に11人もの負傷者が出たため、選手が疲れているというだけの話だが、それだけでは足りない。それでは許されない。
それが近頃の我々の生き方だ。誰かがミスをすれば、叩き潰そうとする。もはや寛容さはない。なぜそうなったかを理解することも、文脈化することもない。
(批判するための)誰かを探している。ソニーが我々を助けるために全力を尽くしていないと考える人がいるなら…。彼がナイスガイだから何だ?いいひとであることに何の問題があるというのか。
ソニーはソニーだ。彼のリーダーシップに不満はない。彼は自分のやり方で対処してきた」
ソンはナイスガイだが、窮地にあるチームを引き上げるようなキャプテンシーがないという指摘もある。
ただ、ポステコグルー監督は、彼への批判は筋違いだと苦言を呈していたようだ。