多くの日本人選手が所属するベルギー1部のシント=トロイデン。21日に行われた第27節メヘレン戦に1-1で引き分けた。
前半26分にオウンゴールで失点するも、終了間際に小川諒也のアシストから劇的なゴールが決まり、土壇場で同点に持ち込んだ。
『HBVL』は、日本人選手たちにこのような採点を与えていた。
GK:小久保玲央ブライアン「5点。オウンゴールには驚いたが、それ以上の活躍はなかった」
DF:小川諒也「6点。自信を保っていた。サイドを閉め、アシストを提供した」
MF:伊藤涼太郎「4点。中盤で創造的な推進力を提供しなければならなかったが、それができなかった」
MF:藤田譲瑠チマ「6点。レベルを保っていたチーム内の数少ないひとり。力強いボール奪取で、全体を掌握」
28歳の小川は2021年に日本代表デビューを果たしたが、それ以降は招集されていない。左のサイドバック・ウィングバックが本職だが、この2試合は3バックの左で起用されている模様。
山本理仁はベンチ入りしたものの出場せず。小森飛絢はメンバー外だった。
シント=トロイデンは、2025年に入ってから1勝3分3敗。レギュラーシーズン残り3試合で16チーム中14位に低迷している。
『Sporza』によれば、フェリーチェ・マッズ監督は「残り3試合に勝ちたい。シンプルな話だ。降格圏から抜け出すのはまだまだ難しいが、信じ続けなければならない。すべて勝てば勝点34になるが、勝つためには後半のようにプレーしなければならない」と述べていたそう。
13位~16位になると残留をかけた降格プレーオフを戦わなければならないが、残留圏となる12位までの勝点差は5ポイントある。
一方、土壇場で勝点2を逃したメヘレンは試合後に監督とファンが口論になったそうで、指揮官は「ファンが正しい。プレーがよくなくてもいつも応援してくれる」としつつ、「チームにプレッシャーをかけても助けにならない」とも口にしていたという。