3月14日はホワイトデーとして有名であるが、同時に「世界睡眠デー」でもある。
『The SUN』によれば、イングランド・プレミアリーグを戦っているブレントフォードは、数少ない「睡眠コーチ」を雇っているクラブのひとつであるという。
また、そのブレントフォードでキャプテンを務めているデンマーク代表DFのクリスティアン・ノルガールは、かつて睡眠障害を患っていた経験を持っているそうだ。
ノルガールは『BBC』のラジオ番組に出演し、睡眠障害の経験について以下のように話していたそうだ。
「デル・アリ(元イングランド代表MF)が睡眠薬中毒になったことを明かしたインタビューを見たんだ。話を聞くのは辛かったが、感動的でもあった。それに苦労してきた私も感情的になった。一つ間違えれば、私もそうなっていただろうと思うからだ。
最初に睡眠薬を飲んだ時のことを覚えている。本当によく覚えているよ。デンマークの重要なカップ戦の前だった。ブレンビーでプレーしていたころだ。
その前の夜は眠れなかった。そして、試合の時にまで『ああ、眠れなかったためにいいプレーができなかったらどうしよう』と考え続けていたんだ。
そして、それが自分の考え方になってしまった。『試合前にしっかり眠らなければ、試合で大惨事になってしまう』と思い込んだんだ。
そうなれば、なおさら眠りにつくのは難しくなってしまう。だからこうしたパターンを打破する必要があるんだ。
ルーティーンを作ることが必要だった。だからアウェイには必ず自分の枕を持参している。他にも寝る前には必ず熱いシャワーを浴びたり、お茶を飲んだり、本を読んだり…ちょっとしたことでもリラックスするのにとても役立つものだ。
考えすぎると、眠るのが本当に難しく感じる。それが僕の問題だったんだ。
別のルーティーンがなかったら、僕は睡眠薬に頼っていただろう。ブレンビーで1シーズンだけ使っていたよ。アウェーゲームの前、ホテルに泊まったときだけ。
止めることができて本当に良かったと思うよ。続けていたら、いつも眠るのに苦しんでいたはずだからね。しかも、それは引退後も続いてしまうものだから」
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ノルガールは現在ブレントフォードの睡眠コーチであるアンナ・ウェストとともに就寝の質を高めるための活動をしており、そのサポートに非常に感謝しているとのこと。