ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフとキットサプライヤーのadidasは26日、「日本」をテーマとした2024-25シーズンの特別ユニフォームを発表した。
「リトル東京」と名付けられた2つのユニフォームは、クラブ、ホームタウン、そして日本の絆を強調したデザイン。デュッセルドルフの街には欧州で3番目に大きな日本人コミュニティが存在する。
Fortuna Düsseldorf 2024-25 adidas Little Tokyo "KATANA"
フォルトゥナ・デュッセルドルフ 2024-25 adidas リトル東京 KATANA ユニフォーム
今回発表となった2つのユニフォームは、どちらも同じグラフィックを採用している。
「KATANA(刀)」と名付けられたレッドとブラックのカラーは、日本刀をイメージしたもの。
「玉鋼(たまはがね)」を熱し何度も折り曲げては叩いて延ばす工程で作りあげる日本刀は、日本人のみならず外国人をも魅了する。その美しさから美術品としても非常に人気が高く、日本を象徴する存在だ。
Fortuna Düsseldorf 2024-25 adidas Little Tokyo "DARUMA"
フォルトゥナ・デュッセルドルフ 2024-25 adidas リトル東京 DARUMA ユニフォーム
日本の縁起物である「DARUMA(だるま)」と名付けられたこちらのユニフォーム。色はどことなく日本代表のユニフォームを思わせるブルー/ホワイト/レッドで、より日本感の強いデザインに仕上がっている。
シャツに描かれているのは、デュッセルドルフの街、日本を連想させる龍、盆栽、寿司、ラインタワー(※スカイツリー)、そしてサッカー選手など。これらを細かなコマ割りの“漫画スタイル”でデザインしている。
背中には日本の国旗(日の丸)とデュッセルドルフ市の紋章を組み合せたシンボルマークを配置。
今作のデザインは、ドイツ在住の日本人イラストレーター尾方匠氏とクラブ側が共同で手掛けているとのこと。フォルトゥナのロゴと背番号には、それぞれ繊細な蓮の花の模様が描かれているという。
漫画風のコマ割りデザインがユニークな2つのリトル東京ユニフォームは、クラブのオンラインストアで販売中。なお、青白の「DARUMA」は売り切れてしまった可能性もある。