株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)は、2025年4月1日から国立競技場の運営事業を開始したことを発表した。
株式会社NTTドコモを代表企業とし、前田建設工業株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の4社が構成企業として参画するコンソーシアム「国立競技場 × Social Well-being グループ」により2024年9月に設立されたJNSE。
同年11月には、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が実施した「国立競技場運営事業等」に係る公募手続きに従い、JSCと公共施設等運営権実施契約を締結している。
JNSEは、国立競技場が有するキャパシティやアクセス性など元来の優位性を活かしながら、国内外の有名アーティストの興行誘致やVIPルームをはじめとするホスピタリティエリアの大幅な拡張など、新たな価値を掛け合わせることで、国立競技場を世界トップレベルのナショナルスタジアムとすることを目指すという。
今後は、スポーツイベントや音楽ライブを中心に年間最大130日のイベント開催と、延べ約260万人の来場を目標に掲げ、さらなるスタジアムの価値を高めていくとのこと。また、新たにネーミングライツを導入し、2026年1月からのパートナーシップ開始を目指している。
なお、JNSEの代表取締役社長には、野球の埼玉西武ライオンズ広報部長や「侍ジャパン」広報担当などを歴任し、2021年からは横浜アリーナの常務取締役を務めていた竹内晃治氏が就任。以下のようにコメントしている。
「国立競技場は、歴史と伝統を誇り、スポーツファン、アスリート、アーティストにとって特別な存在です。これまで、独立行政法人日本スポーツ振興センターが築き上げてきたこの価値を大切に引き継ぎながら、民間視点のノウハウを活かし、革新的な取り組みとさらなる効率化を図り、世界トップレベルのナショナルスタジアムへとスタッフ全員で進化させてまいります」
国立競技場で現在発表されている4月以降の主なイベント予定はこちら。
4月2日(水)
JAPAN FOOTBALL LIVE2025
デフサッカー男子日本代表 vs クリアソン新宿
4月6日(日)
明治安田J1リーグ第9節
ヴィッセル神戸 vs アルビレックス新潟
4月11日(金)
明治安田J1リーグ第10節
FC東京 vs 柏レイソル
4月13日(日)
明治安田J1リーグ第10節
FC町田ゼルビア vs 浦和レッズ
4月19日(土)・20日(日)
「Snow Man 1st Stadium Live Snow World」
4月25日(金)
明治安田J1リーグ第12節
FC東京 vs ガンバ大阪
5月3日(土)
明治安田J1リーグ第14節
清水エスパルス vs 名古屋グランパス
5月6日(火・祝)
SOMPO WEリーグ第20節
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 大宮アルディージャVENTUS
明治安田J2リーグ第14節
ジェフユナイテッド千葉 vs RB大宮アルディージャ
5月11日(日)
明治安田J1リーグ第16節
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ
5月18日(日)
セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京
5月25日(日)
明治安田J1リーグ第18節
FC東京 vs サンフレッチェ広島
6月1日(日)
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25
プレーオフトーナメント決勝
7月4日(金)~6日(日)
第109回日本陸上競技選手権大会
9月13日(土)~21日(日)
東京2025世界陸上競技選手権大会
11月9日(日)
明治安田J1リーグ第36節
FC町田ゼルビア vs FC東京
11月18日(火)
キリンチャレンジカップ2025
サッカーでは日本代表戦やJ1の試合に加え、5月6日にJ2の千葉と大宮が、WEリーグとJリーグの“ダブルヘッダー”を実施。
新国立も?陸上トラックを撤去して「サッカー専用」になったスタジアム10選
他にも世界陸上やラグビーのリーグワン・プレーオフ決勝といったスポーツのビッグイベントだけでなく、音楽、企業イベントなどが4月から続々と開催されるという。