元イングランド代表MFのジョーイ・バートンが行ったSNSの投稿が、裁判所によって「名誉毀損に当たる」と判断されたとのこと。

現役時代はマンチェスター・シティやアストン・ヴィラなど様々なクラブでプレーし、闘争心あふれるミッドフィルダーとして活躍したバートン。

ただその一方で問題行動や暴力的な振る舞いが多く、ピッチ外でのトラブルも非常に多い選手としても知られていた。

先月は妻のジョージア・バートンを床に押し倒して頭を蹴り上げたという事件に関する裁判に臨み、執行猶予付きながら12週間の禁固刑を言い渡されていた。

そして今回行われた異なる裁判においては、バートンが行ったSNSでの投稿が名誉毀損に当たるかどうかが審理されていた。

その投稿は2024年1月に「X」で行われたもので、イングランド女子代表FWだったエニ・アルコとその家族に向けられたコメント。

バートンは「彼女の父親は経済的に腐敗している」「私立の教育を受けてアルコは偽善者になった」「黒人だから『人種カード』を使っている」とXに投稿していたとのこと。

『BBC』によれば、これについて高等裁判所の判事は「これは名誉毀損に当たる」と判断したとのこと。現在はバートン側が控訴するかどうかを判断している状況だという。

エニ・アルコはナイジェリア生まれの選手で、生後6ヶ月でイングランドへと移住したという経歴がある。父親はナイジェリアの元国会議員であり、アルコ本人も選手の傍ら法科大学院で学び、法律事務所で勤務した経験もあるというエリートである。

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またBBCでサッカー解説者を務める傍らで投資家としてもサッカーに関わっているほか、慈善活動にも積極的に関与しており、2023年にはそれらの貢献が認められて大英帝国勲章を授かっている。

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