サッカーにおいて両足が使えることは明らかに有利な要素だ。ほとんどの選手はどちらかの足を中心にプレーしているため、守っている側にとっても狙いを定めやすいもの。そのためどちらの足からも精度の高いキックが出てくるとなれば…。

とはいえ、実際に試合の中で両足を遜色なく使えるような選手は稀なものだ。今回は『GMS』から「サッカーの歴史上最も両足を上手く使った選手」をご紹介する。

5位:ケヴィン・デ・ブライネ

利き足:右

ケヴィン・デ・ブライネが右利きであることは誰もが知っているが、「逆足シューター」としてはおそらく彼の右に出る者はいない。左で放つキックのパワーと精度は信じられないほどのものだ。

マンチェスター・シティで戦ったウォルヴァーハンプトンとの試合では左足シュートでハットトリックを達成したこともある。

その理由は、デ・ブライネが少年時代にあまりにも練習で草花を荒らしてしまったため、近所の住民から「右足で蹴るのを禁止する」と言われていたからだそうだ。

4位:ヨハン・クライフ

利き足:右

サッカーの歴史上で最も偉大な選手の一人であるヨハン・クライフ。彼はいわゆる「トータル・フットボール」の申し子であり、どんなプレーも高いレベルでこなした。そして、右足と左足を遜色なく使える選手でもあった。

1974年ワールドカップのスウェーデン戦では、右足でクロスを入れるタイミングでキャンセルし、「クライフターン」で左足に持ち替えたことも。

スポーツの天才であるクライフは、この両足を使える技術を活かして変幻自在の予測不能なプレーをし、見るものすべてを魅了した。