昨季限りで現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗。

ジーニアスと呼ばれたスターは、引退後もバラエティー番組などで活躍を続けている。

その柿谷はセレッソ大阪時代の先輩である元日本代表FW大久保嘉人とともにフジテレビ系列の『ジャンクSPORT』に出演。

6歳年上の大久保に憧れていた柿谷は、こんなエピソードも明かしていた。

「4歳からセレッソ大阪のジュニアユースというかスクールに入っていて、小学校6年生の時に嘉人さんが国見高校から入ってきて、僕らの年代の本当にヒーローなんですよ。

その一番の理由が、サッカーをやっている時の服装。

当時はシャツをちゃんと入れて、靴下をしっかり上げて、というスタイルでやらなければいけないんですけど、18歳だったこの人は、シャツは出す、ソックスは上げない…ダルダルの感じで試合に出てるんですよ。だから、ヤンキーチックな…。

(司会のダウンタウン浜田雅功さんが『でも、それ見たらかっこよく見えるんやな』と言うと)

そうなんですよ、12~13歳の僕たちは、なんだこの人は!と。Jリーグのなかでひとりすごいファッションの人がおると。だけど、サッカーはめちゃくちゃうまいんですよ。

だから、僕たちは、当時コーチに怒られるのも気にせず、シャツを出して、靴下を下げてやってたんですけど、もちろんメチャクチャ怒られるんですよ。

だけど、『大久保選手、やってますやん!』ってコーチに言うんですよ、そうしたら、コーチは、うっ~となるじゃないですか。僕は怒られても直すことなく、そのまま試合をやってました、ずっと」

J1で歴代最多となるイエローカード104枚を貰った大久保は、悪童でもあったが、プロ入り当初は、ユニフォームを裾から出し、ソックスもズリ下げてプレーしていた。

柿谷によれば、GKも含めて後輩たちはその着こなしをこぞって真似していたとか。

浜田さんから意識してやっていたのかと聞かれた大久保は、他の選手とは違ったスタイルは覚えられやすいので、それで目立とうとしていたと明かしていた。

「着こなし」に特別なこだわりを持つスター選手とその姿

なお、当時は大久保の着こなしに憧れていたという柿谷だが、その後はソックスをむしろ膝の上まで上げてプレーするようになった。

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