今季のJ1で開幕3連勝とスタートダッシュに成功した湘南ベルマーレ。

その後は勝ち負けを繰り返しているが、25日に行われた第12節町田ゼルビアには1-0で勝利した。

ヒーローになったのは、池田昌生。終盤後半42分に投入されると、後半アディショナルタイムに値千金の決勝ゴールを叩き出したのだ。

チームに歓喜をもたらした池田だったが、思わず感極まっていた。試合後には涙ぐみ、声を震わせながらこう話していた。

「先日、大好きだったおばあちゃんが亡くなって…そのおばあちゃんのために絶対ゴールしたいと思っていたから…いま天国で見てくれていると思うし、すごいよかったです…」

また、クラブによれば、池田はこんな話もしていたそう。

「先月末に亡くなった祖母に対するものでした。ゴールを決めて頭にパッと浮かんだのがお祖母ちゃんのことだったので、感極まってしまった部分もありました。

自分は小さい頃からお祖母ちゃん子で、サッカーも幼稚園の送り迎えも夜ごはんもずっと見てもらっていて、こうやってサッカー選手になれたのもほんとにお祖母ちゃんの支えがあったからだと思っているので、お祖母ちゃんにいい報告ができたかなと思います」

世話になった祖母を亡くしたばかりだったそうで、思わずこみ上げてくるものがあったようだ。

池田はSNSに「ありがとう」とも投稿しており、「劇的過ぎた、怪我からの復帰、おばあちゃんへの想い、アディショナルタイムでチームを助ける、感動し過ぎた(号泣の絵文字)」「インタビュー見て感動してしまいました」「天国のお祖母様も喜んでくださっていますね」とのコメントが寄せられていた。

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25歳の池田は、セレッソ大阪のジュニアユース、東山高校を経て、2018年に福島ユナイテッドでプロ入り。3部のJ3でアシスト王になると、その後、J1へのステップアップを果たした。

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