日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプール。
すでにプレミアリーグ優勝を決めているチームは、11日にアンフィールドで行われたアーセナル戦に2-2で引き分けた(遠藤はベンチ入りしたものの出場せず、長期離脱中の冨安健洋は欠場)。
今季限りでリヴァプールからの退団を表明したトレント・アレクサンダー=アーノルドは、後半途中から出場。ボールタッチの度にホームサポーターからブーイングを浴びた。
彼は試合後にサポーターに挨拶しに行った際にもブーイングを受けたそうで、『Guardian』は「ドミニク・ソボスライとコーディ・ガクポはチームメイトの扱われ方に憤慨していた」と伝えている。
また、リヴァプールのレジェンドOBであるジェイミー・キャラガーは、『Sky Sports』でこう述べた。
「(ブーイングの)多さに驚いた。トロフィーを勝ちとった赤いユニフォームを着た選手がブーイングを受けるべきだとは思わない。自分たちの選手にブーイングするのは、個人的にはありえない。
やりすぎだ。トレントに不満があるなら、コナー・ブラッドリーやスティーヴン・ジェラードの名前を歌えばいい。選手へのブーイングはやめろ、リヴァプールサポーターが全国のサポーターからの批判にさらされることになる」
また、リヴァプールDFアンディ・ロバートソンも「トレントにとって簡単なことではなかったが、彼は決断を下した。友人がブーイングされるのを見るのは気持ちのいいものではなかった。でも、他人の行動を指図することはできない」と話していた。
リヴァプールの今季は残り2試合で、クリスタル・パレスとの最終戦もアンフィールドで行われる。