コッパ・イタリアは14日に決勝が行われ、ボローニャがミランを1-0で破り、51年ぶり3度目の優勝を果たした。
ローマのスタディオ・オリンピコで開催された一戦は、スコアレスで迎えた53分、スイス代表FWダン・ンドイのゴールでボローニャが先制。
結局これが決勝点となり、過去に日本代表の中田英寿や冨安健洋が在籍した古豪が、1973-74シーズン以来半世紀ぶりとなるタイトルを獲得している。
ボローニャにとっては、シーズン前にイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(アーセナル)やオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド)といったスター選手を失ったなかで手にした栄冠。
就任1年目のヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督は試合後、「シーズン初めはいくつかの困難もありましたが、そこからの成長は本当に素晴らしかった。今日の試合は圧巻でした。本当にうれしいです」と語り自身初のメジャータイトルを喜んでいた。
一方、敗れたミランはコッパ・イタリアで10度目の準優勝。決勝には15回勝ち上がっており、11回の決勝進出で7回優勝しているUEFAチャンピオンズリーグとは対照的な“勝負弱さ”が目立っている。
この結果を受け、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、ミランのセルジオ・コンセイソン監督が予定されていた通り今シーズン限りで退任するとXに投稿。
また、今季ローンで加わっているポルトガル代表FWジョアン・フェリックスがチェルシーへ復帰することも伝えている。