今月25日、現地メディア『FOOTBALL FANCAST』はプレミアリーグ・トッテナムのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝により同クラブのダニエル・レヴィ会長が抱えることとなった問題について報じた。
かつてJ1の横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督が就任して2シーズン目となったトッテナム。
リーグ戦では37試合が終了して20チーム中17位と、残留こそ既に決まっているものの21世紀に入って以来最悪の成績に。しかもリーグ戦21敗は、クラブ史上最多敗北記録を塗り替える不名誉をもたらした。
監督解任論が囁かれる中で、一つの吉報が舞い降りた。
今月21日に行われたEL決勝マンチェスター・ユナイテッド戦に1‐0で勝利したことにより、トッテナムは2007‐08シーズンのリーグカップ優勝以来となるタイトル獲得に成功したのである。
その後にレヴィ会長を始めとするクラブ要職によって行われた取締役会では、ポステコグルー監督の去就について話し合われた。
話し合いの中で監督解任に関する意見は「50/50」となり、レヴィ会長の決断を難しいものとさせている。
現地のジャーナリストはトッテナムがまだ監督解任の方向に傾いていると示唆しているものの、EL優勝により来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できたことを鑑みると、やはり議論は難航する様相を示している。
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「2年目に強い」と就任当初から口にしてきたポステコグルー監督にとっては首の皮一枚つながったと言えるが、去就は未だ不透明と言わざるを得ない。