ラヒーム・スターリング
保有されているクラブ:チェルシー
契約満了時期:2027年
年俸:930万ユーロ(およそ15.37億円)
若くしてリヴァプールのサイドラインで輝かしい活躍を見せつけ、世界のスター候補となったスターリング。その後マンチェスター・シティに移籍したことで得点力を開花させ、選手として大きな飛躍を遂げた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督によって改造された彼はタッチライン際の支配者となり、攻撃面であらゆるプレーを高レベルでこなすようになった。多くのタイトルを手にし、選手として得られるものを20代でほとんどコレクションに加えた。
しかしその栄光も永遠ではなかった。グアルディオラの下でプロジェクトから外れた彼は、巨額の契約を得てチェルシーに加入したが、全く違ったサッカーの中でスターリングは力を見せられなくなっていた。
今季はアーセナルへとローン移籍したが、どういうわけかさらに彼は悪くなっている。まだチェルシーとの契約は2年残っているが、果たしてどのような解決策があるのか見当もつかない。
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ
保有されているクラブ:ユヴェントス
契約満了時期:2026年
年俸:1050万ユーロ(およそ17.35億円)
フィオレンティーナでワールドクラスの活躍を見せたヴラホヴィッチの契約をまとめるとき、代理人は「ユヴェントスからできるだけ大きな条件を引き出してやろう」と思ったはずだ。
移籍金は3年分割払いの7000万ユーロ、ボーナス最大1000万ユーロ、そして給料も年間1000万ユーロ以上。フィオレンティーナとヴラホヴィッチの代理人はかなりいい仕事をしたといえる。
ただ、ユヴェントスにとってこれはあまりにも高い買い物だった。ヴラホヴィッチはそこそこの結果を出しているが、あまりに高すぎて良いタイミングで売れなかった。
2022年の市場価値は8500万ユーロ。現在の価値は4500万ユーロ。給料が高額過ぎるため、ここまで価値が下がっても手を出してくるクラブはないだろう。