今月の日本代表戦でおよそ1年ぶりに出場を果たしたDF渡辺剛。
中央大学からFC東京でプロになり、2022年からベルギーでプレーしてきた28歳のセンターバックだ。
今季はヘントの年間MVPにも選ばれており、今夏のステップアップが噂されている。
ただ、『Voetbalkrant』によれば、ヘントが求める1000万ユーロ(16.6億円)という高額な移籍金が障壁になっているという。
オランダの名門フェイエノールトが渡辺に興味を示したが、その金額に動揺して交渉が難航しており、すでに代替選手に目を向けているとか。
「ヘントにとって、このシナリオは財政的な痛手となる恐れがある。クラブは緊急に資金を必要としているが、要求水準を高く設定しすぎたことで、自ら足を引っ張っているようだ。
他のクラブも獲得を断念した場合、渡辺は今夏も残留しうる。今夏、渡辺の売却から利益を得たいのであれば、ヘントは譲歩せざるを得ないだろう。さもなければ、数百万ユーロの移籍金を失うだけでなく、財政難に陥るリスクもある」
渡辺は空中戦の強さは日本人ディフェンダーとして最強レベルにあり、ベルギーでの地位はすでに確立している。
昨夏にはセリエAのボローニャも獲得に乗り出したが、その際も1000万ユーロの移籍金が高すぎるとして手を引いたとされている。
ヘントは2023年に渡辺を獲得する際に350万ユーロ(5.8億円)の移籍金を支払っており、なるべく高く売りたいはずだが、果たして。