フランスサッカー経営管理総局(DNCG)の控訴委員会が9日、オリンピック・リヨンのリーグ・アン(フランス1部)残留を認めた。『L'Équipe』など複数メディアが報じている。

2001-02シーズンの初優勝からからリーグ7連覇を達成するなど、2000年代にフランス最強を誇ったリヨン。昨季は6位で終えていたが、シーズン終了後、フランスプロサッカーリーグ機構(LFP)から2部への降格処分を宣告された。

1.75億ユーロ(294億円)の負債を抱えていたリヨンは、国内プロクラブの財政を監督するDNCGから財務状況を問題視され、最終的に説得材料を揃えられず、降格を言い渡された形だった。

今回、リヨンが提出した1部リーグ予算に対し、DNCGは給与総額および移籍補償金に関する制限措置を決定。これを条件にフランスサッカー連盟(FFF)本部で9日に行われた控訴審で処分が取り消されている。

「将来にわたって真摯な経営を行うとする新経営陣の姿勢を認めてくれた」として控訴委員会に感謝の意を表したリヨン。降格処分後に経営陣が交代し、“本気度”を見せたことも大きかったとみられる。

すごい選手がいたのに降格した10チーム

リヨンの降格処分取り消しにより、シーズン成績によるスタッド・ランスの2部降格が改めて決定。伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本代表トリオの去就が注目される。

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