中田英寿

イタリア・セリエAで初めてプレーした日本人選手は“キング”こと三浦知良であるが、初の成功者となったのが中田英寿だ。

海外移籍が一般的ではない時代からヨーロッパでの挑戦を見据えていた彼は、1998年ワールドカップ後、数あるオファーの中からペルージャを選択した。

迎えた開幕戦、前年度の王者ユヴェントス相手にいきなり移籍後初ゴールを決めると、さらに2点目を奪うという衝撃的なデビューを飾った。

ペルージャでの活躍後にはローマへ移籍。イタリアの王子フランチェスコ・トッティとのポジション争いを演じ、日本人選手として初めてセリエA優勝メンバーとなった。

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セリエAにはその後、名波浩(ベネツィア)や中村俊輔(レッジーナ)、柳沢敦(サンプドリア)、森本貴幸(カターニア)、小笠原満男(メッシーナ)らが続くことになる。

しかし中田の活躍はヨーロッパ全土で日本人、もっといえばアジア人全般の価値を高め、現在まで続く海外移籍の礎を作ったといえるだろう。

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