J1横浜F・マリノスやスコットランド1部セルティックを指揮し、昨季までイングランド・プレミアリーグの名門トッテナムの監督を務めたオーストラリア人指揮官アンジェ・ポステコグルー氏。

今月9日、同氏はギリシャの首都アテネで行われた25-26シーズンのギリシャ・スーパーリーグ(同国1部)の抽選会イベントに出席し、トロフィーを授与されるなど表彰された。

現地メディア『Protothema』によると、昨季トッテナムをUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に導いたポステコグルー氏は、ギリシャ出身の監督として初めて欧州のクラブ国際タイトルを獲得したとのこと。

アテネで生まれた同氏は、5歳のときに両親とともにオーストラリアのメルボルンに移住。その後、オーストラリアでプロサッカー選手として活躍し、1994年から監督としてのキャリアをスタートさせた。

Aリーグ(オーストラリア1部)のほか、同国代表、ギリシャ1部パナハイキ、横浜FM、セルティック、トッテナムなど様々なチームの監督を歴任。横浜FMでは「ボス」の愛称で親しまれた。

祖国で表彰されたポステコグルー氏は「本当にありがとうございます。本日ここにいることは私にとって名誉です。私は5歳のときにギリシャを離れましたが、両親、特に父がサッカーへの愛情を伝えてくれました」と、ギリシャ人の父の影響でサッカーにのめり込んだと明かした。

続けて同氏は「父はもうこの世にはいませんが、私のことを見ていて、私が築き上げてきたものを誇りに思ってくれていると信じています。今は妻が私のそばにいてくれて、私たちはこれからも歩みを進めていきます。私は皆さんを、そしてギリシャとオーストラリアを誇りに思わせたいです」と語った。

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元横浜FMの監督は現在フリーとなっているが、スコットランド代表やMLS(アメリカ1部)のロサンゼルスFCなどが招へいに動いているという。

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