日本人選手たちもプレーするイングランドとスペイン。
『Daily Mail』によれば、英エセックス州イーストウッド出身の18歳青年が休暇で訪れたスペインのイビサ島で合成麻薬エクスタシーを服用後に死亡する悲劇があったという。
18歳ライアン・ロングさんは、ナイトクラブで合成麻薬を服用した後に体調が急変。様子がおかしいと気付いた友人たちがタクシーで宿泊先に送ったものの、その後、彼は倒れて意識を失うと、「口から泡を吹き始めた」そう。
深刻な状態だったため、救急ヘリコプターで病院に搬送。集中治療室で治療を受けたものの、致命的な肝不全により、5日後に悲劇的な死を遂げた。
彼が最後に口にした言葉は、仲の良かった弟の名前だったそう。息子を失った遺族は悲しみに暮れながら、イビサ島などで休暇を過ごす際は違法薬物を使用しないよう訴えている。
「ライアンの頭にあったのは、クラブの費用や飲み物の値段だったと思う。
ウォッカやコーラが1杯52ユーロ(9000円)もするなんて本当に法外な値段。だから、よく分からないが、薬物を摂取する方が安上がりだったのだろう」
遺族は、有名観光地であるイビサ島の法外な飲食費が息子をドラッグに搔き立てたのではないかと考えており、同年代の若者たちが薬物使用の潜在的影響について認識するきっかけになればとも語っている。
彼が長年所属していた地元サッカークラブのオーナーは、クラウドファンディングプラットフォームを立ち上げ、悲しみに暮れる遺族を支援しようとしているとのこと。