
| 創設年 | 1950年 | 
|---|---|
| ホームタウン | 埼玉県さいたま市 | 
| ホームスタジアム | 埼玉スタジアム2002 | 
| 収容人数 | 63,700 | 
| 監督 | フォルカー・フィンケ | 
| 2009年度順位 | 6位 | 
| URL | http://www.urawa-reds.co.jp/ | 
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即戦力として期待できる候補は、サヌ、スピラノヴィッチ、柏木、高崎。逆に最も痛い放出組は、やはり田中マルクス闘莉王だろう。戦術・精神両面で中心となっていた選手だけに、大きなマイナスとなりそうだが、指揮官フィンケとの確執が表面化していたように、彼の強力な個はチームの輪を乱していたという見方もある。
加入した選手は皆チームプレイを遂行できるタイプであり、フィンケも今季の移籍マーケットの結果をポジティブに捉えているようだ。特に中盤のタレントは人員過多と言えるほど豊富で、実力者の梅崎ですら出場機会は限られそうである。さらに、1月の代表戦で怪我をした山田(直)が戻れば、質・量ともに盤石の布陣になる。


2010シーズンの基本フォーメーションは4-4-2ないし、4-2-3-1となりそうだ。プレシーズンマッチを踏まえた上で、重要なセクションを探してみると、柏木と宇賀神が入る予定の左サイドで目がとまる。特に新人の宇賀神は、サイドハーフからコンバートされた経緯があり、その抜群の攻撃センスはファンからも期待をかけられている。一方、右サイドには、“王様であった”ポンテではなく、キャンプでも好調だったエスクデロが入るのではないかと見られているが、これは、ポンテの契約が6月までとなっていることも影響しているようだ。
唯一の懸念材料は、中盤の人員過多と闘莉王の穴埋め役であるスピラノビッチが、故障がちであることか。


フィンケ監督は、就任1年目を土台づくりと育成の期間とし、2年目の今年はそれを結果に結び付けるシーズンと位置付け、最低条件として1つ以上のタイトル獲得を目指している。 戦術的な観点から見ると、練習試合でゴールキーパーをフィールドプレーヤーで起用するなど、繋ぐことへの意識を徹底させ、昨シーズンはパスサッカーを推し進めてきたが、今年はそれにプラスアルファし、繋ぐだけでなくドリブルでの仕掛け、攻撃面での個々のチャレンジを求めている。
目指すサッカーは高尚だが、勝ちに恵まれなかったチームをワンランク上のレベルに引き上げるつもりだ。指揮官が求めるものを選手達が具現化すれば、王者への返り咲きもあり得る。
 
				



 
				
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