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創設年 | 1984年 |
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ホームタウン | 山形県山形市、天童市、鶴岡市を中心とする県域 |
ホームスタジアム | NDソフトスタジアム山形 |
収容人数 | 20,315 |
監督 | 小林 伸二 |
2009年度順位 | 15位 |
URL | http://www.montedio.or.jp/ |
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
昇格1年目をほぼ既存の戦力で乗り切り、シーズンオフは「J1定着」を目指して充実の補強が行われた。目玉はなんといっても、王者鹿島からレンタルで加入した田代と増田。他にも下村や、キム・クナン、ハン・ドンウォンという代表歴を持つ韓国人選手ら実力者を獲得し、チームの屋台骨となるセンターポジションを強化。FWキム・ビョンスク、センターバック宮本など苦しい台所事情をうかがわせた昨シーズンとは別のチームのように選手層は厚くなった。また、キム・クナンが横浜F・マリノスから韓国人通訳を連れ立って加入したことで、昨年は通訳不在で孤立しがちだったキム・ビョンスクのパフォーマンスアップにも期待が持てる。

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システム自体はそれほど変わらない。全体をコンパクトに保ち、ブロックを作りながら相手の攻撃に対応。奪ったボールをすばやく運び、主にサイドからチャンスを作り出す。ただ戦力が厚みを増したことで、より相手に合わせた柔軟な戦い方ができるようになったことは間違いない。故障者が多く、相手よりもまず自分たちがベストの布陣を組むことに腐心していた昨年とは状況は大きく異なり、小林監督としても腕が鳴るところだろう。 注目は昨年、チーム最多の10得点をあげた長谷川。柏からの完全移籍を果たして迎えた、山形での3シーズン目。田代という元日本代表FWの加入を糧にさらなる成長を見せれば、日本代表入りも夢ではないはずだ。
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「勝ち点50を取る」
小林監督の目標は明確だ。ちなみに昨年の目標は、J1残留のボーダーラインとした「勝ち点40」。実際に獲得した勝ち点が39ということを考えれば、ほぼ目標は達成した。ここからさらに10ポイントを積み上げるためには、なんといっても攻撃力のアップが不可欠である。昨年は守備のバランスが悪い下位チームに対して勝負強さを見せた一方、守備の安定している上位との試合では拙攻が目立ち、後ろがこらえきれずに完封負けという試合が多かった。新戦力では、攻撃的な選手はもちろん、DFのキム・クナンなどもセットプレーでの得点力は十分。彼らが期待通りの活躍を見せれば、さらなる勝ち点の上積みも可能となるだろう。