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創設年 | 1947年 |
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ホームタウン | 茨城県鹿嶋市 |
ホームスタジアム | 県立鹿島サッカースタジアム |
収容人数 | 39,026 |
監督 | オズワルド・オリヴェイラ |
2009年度順位 | 1位 |
URL | http://www.so-net.ne.jp/antlers/ |
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
Jリーグチャンピオンとなった昨シーズンのメンバーから大幅な変更はなく、継続路線を選んだと言える。ダニーロ、増田、田代などを放出し、フェリペ・ガブリエル、ジウトン、イ・ジョンスらを獲得し、バックアップメンバーの顔ぶれが変わった格好だ。
レギュラーメンバーに変更がないものの、途中出場で計算の出来ていた中堅選手がチームを去ったのはマイナスと捉えることも出来る。ただ、昨シーズンから在籍し、鹿島のサッカーを理解している大迫や遠藤ら若手やレンタルバックで復帰した船山などがプレシーズンから好パフォーマンスを見せており、彼らの成長を考えれば、その問題も杞憂に終わるだろう。チームの完成度は他の追随を許さない。

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システムは引き続き4-4-2。各ポジションに代表レベルの才能を揃え、長年共にプレーしてきたメンバーが多いので連携面の不安はない。中盤は三十路を迎えたゴールデンエイジの小笠原、中田、本山(現在は故障中)が名を連ね、実力と経験を兼備する彼らの存在感は国内最高峰。ディフェンスラインは岩政、内田が中心。左サイドバックと岩政のパートナーを、新加入の外国人のジウトンとイ・ジョンスがポジション奪取を狙う。Jを知る彼らの加入で、伊野波、新井場も不動とは言えなくなった。最後にFWだが、こちらはやはりチーム得点王であり、個の力で局面打開できるマルキーニョス。彼で好調なコンディションを維持すれば、優勝への道筋は明るい。
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目標は当然ながらリーグ4連覇となる。さらにクラブ・サポーター共に願っているのはACLの舞台で結果を出すことである。国内で無類の強さを誇っている鹿島も、ことアジアの舞台へ戦いの場を移すとベスト8が最高記録。そろそろ内弁慶のレッテルを剥がしたいところだ。
この日本・アジアの両タイトルを狙うにあたり、ポイントとなるのは、ターンオーバー制を敷かない指揮官オリヴェイラの采配。昨季も終盤に失速したように固定メンバーで戦うことによる肉体的ダメージは大きい。今季は、若手にも期待しているという言葉を指揮官も残しているが、1月の代表戦で召集された大迫など活きのいい若手の突き上げが自ずと求められるシーズンになりそうだ。