
創設年 | 1968年 |
---|---|
ホームタウン | 神奈川県厚木市、伊勢原市、小田原市、茅ヶ崎市等 |
ホームスタジアム | 平塚陸上競技場 |
収容人数 | 18,500 |
監督 | 反町 康治 |
2009年度順位 | 3位(J2) |
URL | http://www.bellmare.co.jp/ |
![]() |

今オフ、キーマンの離脱はなかった。そして、本職が不在だった左サイドバックに反町監督の教え子の一人である松尾直人、水戸でブレイクした小澤雄希を加え、また、前線には千葉から新居辰基、札幌から中山元気、神戸からレンタルで馬場賢治を獲得。レンタル先の草津で高い得点力を示した小林竜樹も帰還し、今季は戦力としての計算も立てられるだろう。
ハードワークが求められる中盤の3人とセンターバック2人のバックアップに多少の不安が残ることは否めないが、チームの選手層は確実に厚くなったといえる。大黒柱であるアジエル、坂本紘司と寺川能人がシーズンを通してプレーできれば、戦術も大きく揺らぐことはないだろう。


昨年と同じ4-3-3を踏襲。最終ラインと中盤はほぼ固まっているが、アンカーとして重要な役割をこなす田村雄三がFCソウルとの練習試合で右膝の内側側副靱帯を損傷し6週間の離脱。開幕に間に合わない見込みで、永田亮太や松尾直人の出場が予想される。 攻撃陣に目を向ければ、ポジション争いは激しい。アジエル、田原豊の2人はレギュラー確定といえるが、昨年急成長して得点を量産した中村祐也、常にハードワークを期待出来る阿部吉朗に加え、小林竜樹、新居辰基、中山元気、馬場賢治と実力者が控えており、残り一つのポジションを狙っている。攻撃のキーマンであるアジエルの高い故障率を考えると、陣容の変化があってもおかしくはない。


反町監督は「うちは18番目のチーム」と語り、「上の方を狙っていきたい。15位より上です」と謙虚に残留を目標に定めた。しかし、補強を見れば、さらなる上を目指すことが出来る予感もする、攻撃陣を重点的に強化するものであった。無論、現実的には残留以上の結果を求めるのは難しいが、前線がうまく機能すれば今年Jリーグをかき回す存在になれるかもしれない。常に前線への飛び出しと攻守の切り替えの速さが求められる坂本紘司、寺川能人の働きが今季は一段と求められる。 逆に、前述の坂本、寺川のような信頼きる選手がいる反面、逆に層が薄い中盤とセンターバックに長期離脱者が出てしまうと、ずるずると降格圏に陥る可能性もあるだろう。