Bayern
|
0
|
0-1
0-1 |
2
|
Inter
|
---|
得点者
|
35' 70' |
ミリート ミリート |
---|
マン・オブ・ザ・マッチ | |
---|---|
Qoly.jp 選定 | |
ミリート(インテル) |
インテルが、連覇を果たした64-65シーズン以来となる欧州王者に輝いた。
試合開始直後こそ積極的なプレッシングを試みたが、すぐにバイエルンの出方を伺うスタイルへシフトチェンジ。一時は、ボールポゼッションで7対3という劣勢に立たせることもあったが、これまでに何度もモウリーニョが「フットボールにおいて、ポゼッション率というものは重要ではない」と口にしてきたように、「どんなにボールを回されようが主導権を渡さなければ問題ない」という信念のもと、組織的なリアクションサッカーを遂行した。
この“戦術的割り切り”は功を奏し、35分にジュリオ・セーザルのロングキックをミリートが収め、それをスナイデルとのワンツーリターンで崩すという最高級にシンプルな戦法で先制点を奪取。さらに、70分には、選手交代を交えながら必死に同点ゴールを狙うバイエルンを尻目に、カウンターアタックからエトー、ミリートと繋ぎ追加点を獲得し、決着をつけた。
モウリーニョ・インテルのスタイルには、“効率性”、“柔軟性”、“一貫性”という代名詞が存在するように感じるが、今宵の決戦もそれらのフレーズが似合う内容となった。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ