今シーズン6試合を消化した時点では、ミラン(8得点4失点)、キエーヴォ(8得点5失点)と、数字的には攻守両面で互角のチーム同士の一戦。 キエーヴォはペリシエのパートナーがポイントで、モスカルデッリないしはテローといったアタッカーが予想されている。ミランはパト、ボネーラなどの怪我人が復帰。代表戦で活躍したパトはスタメンに入ると予測される。
前掛りになり守備のバランスが崩れやすいローマはここまで11失点を喫しており、それが攻撃陣へも影響している。 しかし。アウェイのジェノアも引いて守るチームではないため、両チームのテンションが高いオープンで攻撃的なゲームが展開するだろう。ローマはデ・ロッシ、ジェノアはヴェローゾを怪我で欠くため、中盤の構成は共に流動的。
日本とのフレンドリーマッチで故障したカンビアッソとミリートが欠場となるが、前線はエトーを起用し、中盤にはキャプテンのサネッティが戻って来る予定。 サムエルが離脱した際もコルドバが穴を埋めたように、今回も選手層の厚さで乗り切れるだろう。セレソンデビューを果たしたコウチーニョのプレーにも注目だ。
6節でチェゼーナを下しようやく今シーズン初勝利を挙げたウディネーゼは、トレクアルティスタにアレクシス・サンチェスを起用するプランを温めている模様。 U-20代表時代にはプレーしていたポジションだが、ここ最近はサイドが主戦場だっただけにどういった結果が出るだろうか。対するブレッシャは、いよいよゼビナにOKサイン。しかし。ダッラマーノ、ベラルディの両SBが負傷欠場の模様。
前節ローマも下し現在2位につけるナポリは、カターニアのホームへ乗り込んでの試合。ナポリのエルネスト・ソサはアンドゥハルらカターニアのアルゼンチン人選手との試合を楽しみにしているようだ。 そのカターニアはストライカーのアンテヌッチが練習で好調をアピールしているようで、レギュラーのマキシ・ロペスの起爆剤となれば面白い。森本はベンチ外の見込み。
ホームのチェゼーナはキャプテンのコルッチが出場できず、それに伴ってヒメネスをトップ下に配置した4-2-3-1システムへの変更が予想されている。 代表戦を消化した長友のコンディションが気になるが、タフガイだけに先発出場と予測。また、U-21欧州選手権予選の2ndレグに出場出来ず敗退したスケロットはモチベーションが高いようだ。
アクイラーニの起用で攻撃にアクセントが加わり、グリゲラの起用で守備陣も安定し徐々に自信を取り戻してきたユヴェントス。その対戦相手は昇格組のレッチェ。 現在の勝ち点はレッチェと並んでいるが戦力的に見れば大きな開きがある。セルビアとの代表戦が開始6分で中止となってしまったこともあり、代表組の疲労はそれほど気にならない。
クリスマスツリーシステムが馴染んでチームのクオリティが向上したパレルモ。代表戦では途中出場でそれ程見せ場の無かったパストーレだが、 パレルモでは確固たる地位を確立しており、この試合でも彼のパフォーマンスがそのままチームの攻撃に影響を与えることになるだろう。また、ミッコリが怪我から復帰。イリチッチとスタメンを争う。対するボローニャはエクダルが戦線復帰。
サンプドリアは守備の要であるガスタルデッロがコンディションに不安を抱えており欠場の可能性がある。彼の出場が難しくなると大きな戦力ダウンだ。 フィオレンティーナはモントリーヴォの不在が攻守両面に影響を及ぼす可能性が高く、両監督とも頭を悩ませそうな状況である。
6節を終えて単独の首位に立つラツィオはバーリへ乗り込んでの一戦となる。ラツィオは、アッズーリに返り咲いたマウリ、初選出されたフロッカリなどはメンタル面でも充実している。ツꀀアウェー故に1トップで戦うと目されているが、ロッキ、サラテらの投入で試合展開を変えるのではなかろうか。対戦相手のバーリはこれといったポジティブな要素が見られず勢いの差は大きい。ラツィオが首位をキープする可能性は高いだろう。
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