2011年6月12日(日) - ヴィボー・スタディオン(ヴィボー)
Czech U-21
2
0-0
2-1
0
Ukraine U-21
ドチュカル
ドチュカル
49'
56'
得点者
87'

ビリー


昨日に行われたグループリーグAに引き続き、一足遅く開幕を迎えたグループリーグB。その初戦は、チェコが優勝候補の一つであるウクライナを破るという、波乱の結末となった。

試合が開始してしばらくは一進一退の攻防が続き、共に決定打に掛ける展開で進むが、それも後半4分までであった。センスの高さがうかがい知れる飛び出しとポジショニングセンスでウクライナの穴を巧みに突いた主将ドチュカルが「技ありボレー」で先制点を記録すると、その7分後にも再びドチュカル。エースであるペクハルトがウクライナのセンターバックに手を焼いたことにより、前線の力不足を感じさせる時間帯が長かったチェコであったが、その嫌な雰囲気を消し去ったのはキャプテンとしてもチームを引っ張るこの男の働きだった。

その後、87分には、途中出場したビリーが追撃弾を上げ、ウクライナも意地を見せたが時すでに遅し。「スペイン、イングランド、ウクライナが予選突破争いを演じる」と目されていたグループリーグBだったが、早くもその図式をチェコが破壊しようとしている。


(筆:Qoly編集部 T)

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