2.石井監督の卓越したマネジメント
指揮官の卓越したマネジメントもまた、戴冠の大きな要因である。
強心臓かつ猪突猛進の鈴木優磨、豊富な運動量と確かな戦術眼を兼ね備える永木亮太、荒削りながら1対1の強さが武器のブエノ、山本修斗不在というピンチを感じさせなかった伊東幸敏。ベンチに控える彼らの的確な起用がチームに勢いと健全な競争意識をもたらした。国内屈指の打開力を誇るカイオをあえてジョーカーとして起用するなど指揮官の用兵は冴えに冴えた。
🎊おめでとう鹿島アントラーズ♥️
明治安田生命J1リーグ 1stステージ優勝!
明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ出場権の獲得です👏👏https://t.co/KOTYfH8EPP pic.twitter.com/830MklviL1
— Jリーグ (@J_League) 2016年6月25日
また、各種メディアでも触れられているように、選手間の意見交換が活発になったのも大きかった。
各選手がチームのことを最優先に考え意見をぶつけていくのもアントラーズの伝統のひとつ。西大伍・金崎といった中堅が先導し、昌子や土居も自己主張を積極的にできるようになった。意見がぶつかっても雰囲気が悪くならないのは、それが結果につながることを全員が分かっているから。中堅・若手を小笠原満男・曽ヶ端準がしっかりと支える現チームは一枚岩になっている。