先日、スペイン人DFアルバロ・ドミンゲスが27歳にして現役引退を発表した。慢性的な故障がその理由だというが、突然の発表は驚きだった。
ここでは、引退表明後に現役復帰を果たしたサッカー選手を振り返ってみる。
ロビー・ロジャース(アメリカ)
現役のアメリカ代表だった25歳当時、ゲイであることを告白し引退を表明した。素晴らしい才能を持ったMFの突然の決断は大きな波紋を呼んだ。
25年間秘密がばれてしまうことを恐れながら生きてきたと明かし、その一方でこの告白により自由の身になった安堵感も示していた。
その後、「声となり、そして手本となるために戻ってきたかった」とLAギャラクシーで現役に復帰。勇気ある決断を下した彼の復帰戦では、スタンディングオベーションが送られた。
アドリアン・ムトゥ(ルーマニア)
類稀なる才能を持っていたルーマニア人FW。だが、チェルシー時代にコカインの陽性反応により長期の出場停止処分と解雇を経験。その後、勝手を知るイタリアで復活を遂げるも、再び禁止薬物の陽性反応により9か月の出場停止処分に。
さらに代表チームからも追放されている。まずは2011年に代表合宿中に夜遊びが発覚し、一時永久追放処分に。一旦は解除されるも今度は代表監督の顔をPhotoshopでMr.ビーンにして再び追放されてしまった。
そして、36歳の時に引退を表明するもその後現役に復帰。インドなどでプレーした後に正式に引退。現在はディナモ・ブカレストのゼネラルマネージャーという要職にある。