ワールドカップ開幕前は評判が高くなかった今大会の日本代表。だが、2大会ぶりに決勝トーナメントに進出すると、ベルギーをあと一歩のところまで追いつめた。

そのベルギー戦は今大会のベストマッチのひとつにも挙げられている。

ここでは、『sportskeeda』による「今W杯の日本代表と日本サポーターから学ぶべき3つのこと」を見てみよう。

規律

日本は常にその規律正しさで知られきた。建物や家に入る前に靴を脱ぐという習慣も彼らによって導入されたものだ。

今大会に参加したこの国のフットボールチームもファンも何ら変わりはなかった。

相手をイラつかせたり、審判から有利な判定を得るために、選手たちが非道徳的な行為を用いることは、現代サッカーの日常になっている。相手をそそのかすために戦術として使うチームさえある。

だが、日本は暗黒の時にも自分たちの価値観を忘れなかった。

タックルを敢行したり、判定への不満を伝えるために審判を取り囲んだりしたとしても、ブルー・サムライがある一定の限界点を超えることはなかった。

彼らのトリックの教科書には、卑劣なプレーや悪辣な行為は存在していないのだ。

また、彼らのサポーターたちにも触れないわけにはいけない。試合後、彼らは自分たちがいたエリアをいつも掃除していた。

ベルギー戦で彼らのヒーローたちが耐え難い敗戦を喫した時でさえ、自分たちの価値観を汚すような忘れ物(ゴミ)は絶対に残さないということを見せつけた。