新型コロナウイルスの影響で3月半ばから中断されてきたイタリア・セリエA。先日再開に向けたスケジュールが発表され、来月13日から試合が開催されることになった。

しかし、それに向けて問題になっているのがソーシャル・ディスタンス。サッカーは接触が多いスポーツである上、抗議も含めて審判とのコミュニケーションが取れる競技だ。昨年末にはあの久保建英も審判に詰め寄る場面があった。

マジョルカはこの試合ジャッジに不満を溜めており、動画3分48秒~、5分8秒~でマンサーノ主審に激しく何かを伝えている。

これまではある程度グレーながら許されてきたが、ウイルスの存在を考えればこれは感染の危険がかなり大きくなるものだ。メディアでは「審判への抗議は全面的に禁止されるだろう」とも推測されていた。

それを受けて『Gazzetta dello Sport』のインタビューに答えたセリエA審判長のニコラ・リッツォーリ氏は、この件について以下のように話したそう。

ニコラ・リッツォーリ

(選手の抗議は禁止するのか)

「我々はリスペクトという観点からすでにその立場にいる。そして、対話には2人しか必要ではないという公平さについて話している。

ウイルスに関連する緊急事態は、距離というものを与える。

したがって、キャプテンとレフェリーとが適切な距離と方法で話すようになる。

直感的に言えば、本能やアドレナリンの噴出というのは理解できる。1メートル半離れるということを忘れてしまうこともあるだろう。

そして敬意や正しさを超えた場合にのみ、スポーツマンシップに違反したとして警告を与える必要が出てくる。

要するに、これは文化的なステップを強化するだけのものであるし、我々レフェリーが常に求めてきたものだ。

抗議をするためにあまりにも多くの選手が向かってきた場合、これまでもレフェリーは話をしなかった」

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ウイルスがどうこうという話よりも、これをきっかけとしてリスペクトを持って対話するという点をより推進していく…という主張をしているようだ。