――ガンバ大阪ではトップチームで生え抜きの選手が多くプレーしていますね。特に今年はそれが顕著に思いますが、ユースの雰囲気に変化は?
「奥野耕平選手や唐山翔自選手、川﨑修平選手、そして昨日は芝本蓮選手も。ガンバ育ちの子たちが出ているので、小学生の保護者の方から『誰が注目の若手ですか?』と聞かれるようにもなりましたね」
――己浪コーチは「スーパーエリートクラス」も担当されているそうですが、このコースはどのようなカテゴリですか?
「4年から6年生までのクラスがあります。外部からセレクションで募集して、一学年40人くらいのものとなっています。そこからジュニアユースに上がる子を見つけられたら…というクラスですね」
――ガンバ大阪は今どれくらいの規模でアカデミーを運営しているのですか?
「幼稚園クラス、小学生クラスを運営する普及部のアカデミー部門、中学生のジュニアユース部門、高校生のユース部門があります。
普及部の部分では、万博、豊中、守口、茨木立命館、枚方の5拠点で、1000人前後のスクール生が頑張っています。先程言った大人のクラスも250名ほどいらっしゃいます」
――鹿島にもいらっしゃった己浪コーチですが、ガンバ大阪の特色はどう感じますか?
「見ていて楽しい…やっぱり『ガンバの選手は上手いな』と言われることはすごく多いので、テクニックの部分、技術の部分はずば抜けていると思います」
――インタビューの肝の質問になりますが、ガンバ大阪のスクールやアカデミーはどんな子供や選手を求めているのでしょうか?
「人格の面では、特に今は『人として』というところをよく見られているなと思います。
ただサッカーが上手ければいいというよりは、協調性があったり、人としてリーダーシップを持っている選手だったり、そういう選手を求めていますね。
サッカー面で言えば、止める、蹴るができる子。個人で仕掛けられる子。選択肢があって面白いアイデアがある子を求めています」