セルティック(スコティッシュ・プレミアリーグ)の一部サポーターが、イギリス王室批判のチャントを歌ったようだ。30日、『Daily mail』が伝えた。
セルティックはUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第8節で、プレミアリーグのアストン・ヴィラと対戦。同試合には、アストン・ヴィラのサポーターとして知られるイギリスのウィリアム王子が観戦に訪れていたが、これを聞きつけたセルティックの一部サポーターが王室批判のチャントを歌ったほか、挑発的な旗を掲げた。
一部サポーターはエリザベス女王の死を祝う反王室スローガンや、弟のヘンリー王子を嘲笑するようなチャントを実施。熱心なカトリック教徒が多く在住するグラスゴーのファン(スコットランド独立を支持するファンやアイルランド共和国出身のファン)は「王室が嫌いなら手を叩こう」と連呼した。
これを受けてセルティックは、UEFAの管理、倫理、懲罰機関から「スポーツイベントにふさわしくないメッセージ」として1万5000ユーロ(約243万円)の罰金を科された。また、セルティックのサポーターは次のチャンピオンズリーグの試合で入場不可となる可能性があるようだ。
なお、試合はアストン・ヴィラが4-2で勝利。アストン・ヴィラのサポーターは王室を支持する歌である「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」を合唱したほか、セルティックのチャントに反発するように英国旗を掲げた。
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試合後、ウィリアム王子は勝利に大喜び。オンライン上の偽名を使ってアストン・ヴィラのサポーターコミュニティに参加するほど熱心な未来の国王は、侮辱的なメッセージを前にしても、愛するクラブに夢中だったようだ。