かつてベルギー代表として活躍したラジャ・ナインゴラン。
36歳になった彼は、1月にベルギー2部のロケレン・テムセと契約したばかりだったが、先月末に警察当局に逮捕された。
当局は国際麻薬密売の捜査を行っており、ナインゴランはマネーロンダリングに関与した疑いがあるが、本人は否認しており、条件付きながらすでに保釈されている。
『HLN』によれば、ナインゴランは逮捕・拘留された経験をこう語ったという。
「4時間、事情聴取された。検事に会う際、すでに夕方6時だったので、地下牢で一晩過ごせと言われた。
俺は友人が関与した麻薬事件とは何の関係もなかったのに、やつらはパブロ・エスコバル(コロンビアの麻薬王、1993年に死亡)を逮捕したかのようだった。
麻薬については一切質問されず、問題の人物と俺がどんな関係だったのかを知りたがっただけだ。
拘置所はとても奇妙な経験で、二度とごめんだね。やつらは俺を麻薬密売人として紹介しやがった」
インドネシアにもルーツを持つナインゴランは”ニンジャ”との異名を持ち、飲酒や喫煙などプロフェッショナルらしからぬ行いで物議を醸してきた人物。2018年W杯前にはベルギー代表から実質的に追放されている。そんな彼からしても嫌な経験になったようだ。
なお、ナインゴランは9日のリーグ戦で試合に復帰したが、チームは0-5で大敗している。